ラジコン製作が趣味の父、街の散策を楽しむ紀夫。社会への貢献は共通の想い。
池澤研磨は、品質管理の経験を持つ父・彦光と、生産管理を実践してきた息子・紀夫の二人で築いてきました。父はラジコン製作に心酔、紀夫は人脈を拡げるのが得意。性格はまったく違いますが「日本のモノづくりを支え、社会に貢献する」という想いは一つです。
良い製品づくりを通じて、社会に貢献していきたい
代表 池澤彦光
ライントラブルを防ぐために、品質管理を徹底
私は長年、自動車部品の製作現場と品質管理業務に携わり、旋盤から研磨、アッセンブリまで一通りの作業に精通してまいりました。独立開業して今年で30年を迎えます。多くのお客様と仕事をさせていただくなかで常に心に留めてきたのは、「均一性な部品を提供し、メーカーの生産ラインを止めるようなことはあってはならない」という想い。そのため、寸法の正確さにこだわるとともに、品質管理を徹底してまいりました。出来上がった部品が製品の一部となり、社会の中で役に立っていることは私の誇りです。今後もお客様の幅広いニーズに柔軟にお応えできるよう、努力してまいります。
ラジコン製作の趣味は、まさに“生きがい”
オフの時間は自作のラジコン飛行機を飛ばすのが一番の楽しみです。若い頃、仲間とラジコンのキットを買って作ったのが最初です。実家が建具屋だったので、その材料や機械を使ってラジコンの部品なんかも私が作りました。それから自分の好きな機体を作りたくてエンジンを買ったり、機体を作ったり、旋盤を駆使して部品をオリジナルで作ったりしています。池澤研磨の旋盤は仕事で使うより、ラジコン製作のために使う方が多いかもしれませんね。とにかく、ラジコン製作をしている時間が楽しくて仕方ないんです。
夢は、自作のラジコン飛行機を販売すること
今は、ドイツ戦闘機のラジコンを鋭意制作中です。同好の仲間と「フライングクラブ」というサークルに所属し、年に数回、首都圏近郊で活動していますので、機体が完成したらお披露目をしたいと思っています。秋葉原に部品を探しに行ったり、自作の部品を組み合わせて、「どのようにしたら本物の飛行を再現できるか」ばかり考えています。いずれは、自作の飛行機をキット化したり、旋盤で部品を製作する技を活かした商品を販売できたらいいですね。
預かる品物はお客様の財産。大切に扱う気持ちを忘れずに
池澤紀夫
プロフィール
1973年生まれ/東京都出身
・ロボットに興味があり、大学(機械工学科)ではロボット制御の研究室で学ぶ
・大学卒業後、照明器具メーカーに就職し、灯具製作や生産管理を担当
・弊社の事業拡大に伴いメーカーを退社し池澤研磨入社、現在に至る
父の背中を追いつつも、新たなチャレンジを
センターレス研削は「段取りが命」なんです。機械のセッティングなど事前の準備をしっかりすることで、出来上がりのクオリティに差が出ます。私はこの仕事を始めて17年ほどですが、ようやくその感覚がつかめてきたと感じています。父は図面を見ただけでどんな部品が必要かを判断し、「こうすればもっと良くなります」とお客様に提案できるほどのベテランです。私もいずれは父の技術や経験を吸収するとともに、お客様に「池澤さんの部品は組み立てやすい、使いやすい」と言っていただくことが目標です。加えて研削機械の可能性を探り、異形材以外の研削・研磨にもチャレンジしていきたいですね。
機械に組み込む前に、品物をキレイにしてあげたい
私は、研削する品物が届くと、「お客様の財産をお預かりするんだ」という気持ちになります。知らない人が見ると、どこにでもあるようなボルトやネジに見えるかもしれませんが、どれもすべて精密機械を製造するためにそれぞれ設計され、お客様のモノづくりに欠かすことのできないもの。そして当社にくる品物は多くの場合、機械として組み上げる前の最後の工程です。機械になる前に、「非の打ち所なくキレイに仕上げてあげたい」と思いながら研削しています。この姿勢が、少しでも日本のモノづくりに活きていれば嬉しいですね。
カレー店巡りや、水樹奈々のライブでリフレッシュ
小さい頃から歴史の話題が好きで、今も史跡巡りや街の散策を楽しんでいます。最近はカレー店巡りにも凝っていますね。4~5年前からは友人に誘われて水樹奈々さんのライブに足を運んでいます。以前バックステージに招待されて本人とお話しする機会がありましたが、ファンに対する優しい気遣いがとても印象的でした。
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